NPO法人障害年金普及サポート・サルベージ

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初診日って何?

花恵「待ちなさい!その『初診日』って何よ? 結局よくわかんないわ。しっかり説明してください。亀山さんはNPOで障害年金の普及活動しているのでしょう?」

痛いところを突きますねぇ……観念いたしました。
花恵さん、初診日は奥が深〜〜いですよ。

一言でいうと、原因となる病気で「通院を初めた日」です。しかし、それだけでは正確に言い尽くせません。

例えば、交通事故などで、手や足を切断するほどの重症を負い、すぐに救急車で病院へ運ばれた場合は、その「事故のあった日」が初診日になることが明らかです。しかし、ガンなどの内部疾患では、こんなに簡単に初診日が特定できるわけではありません。

圭太さんの場合は、障害の原因となる病気は胃ガンでした。
ここでマンガのおさらいです。
ガンの初診日は、次の内どちらでしょうか?

?胃の調子が悪くて通院をはじめた最初の診療日

?ガンと診断された病院の最初の診療日

答えは?の「胃の調子が悪くて通院をはじめた最初の診療日」です。
例えば、ヤブの『丸山医院』では、胃ガンが発見できず胃潰瘍と診断されました。 その後に受診した『東京病院』で、やっと胃ガンが発見されました。そのような場合でも、誤診をしたヤブの『丸山医院』で診察を受けた日が初診日となります。

健康診断

ねっ、奥が深〜〜いでしょう(^^♪。

奥の深さは、それだけではありません。

圭太さんの場合は、サラリーマン時代に会社の健康診断で胃の「要精密検査」を指摘されていました。その検査は胃カメラでしょう。
しかし、圭太さんは海外出張など多忙のため、検査を受けなかった。早期の胃ガンは自覚症状がないので放置したのでしょう。また、健康に対する過信があったのかもしれません。圭太さんのように、会社の健康診断で「要精密検査」が指摘された場合は、その「健康診断を実施した日」が初診日として認められます。

初診日は本当に奥が深〜いです。
まだまだ色々な「特例」があります。
この初診日を誤解すると、障害年金が不支給となる恐れがあります。
専門家である社労士に、ぜひ相談してください。