初診日とは
●初診日は「一番大切な日」
初診日は障害年金の世界では「一番大切な日」とされています。
なぜ一番大切な日とされているのでしょうか?
その理由は、初診日を中心として様々なことを確認するからです。
第一に初診日に国民年金、厚生年金、共済年金の3種類の年金制度のうち、
どの年金制度に加入していたかを確認します。
初診日の時点で加入していた年金制度から障害年金が支給されることになります。
各年金制度によって支給額などに差があります。
第二に初診日を中心に保険料が、今まで保険料をきちんと納めてきたか確認します。
未納が長期間あると、障害年金が支給されないこともあります。
第三に初診日から原則1年6カ月経過した日に、お体の調子である「障害の状態」を確認します。この1年6カ月経過日の障害の状態によって、「支給されるか、または何級に該当するのか」が決まります。つまり、初診日は障害の状態を確認する日を決める起点となります。
●初診日には様々なケースがある
こんなに大切な初診日ですが、その初診日を確定することは容易ではありません。
なぜなら、初診日は単に「はじめて医者の診療を受けた日」だけではなく、具体的に次のような日とされているからです。